ペンネーム：カラクリ
年齢：20代前半
性別：女
職業：パート(福祉系)
お住まい：広島
消防設備設置の点検をする会社で正社員として仕事に従事。
以前は消防設備設置、点検をする会社に正社員として就職しました。興味があり電気系の専門学校に入り、いろいろ考えた結果でした。
もともと同性が少ない職場とは承知でそれでも、せっかくあった資格や知識が生かしたいと思っていました。
面接に行き、小さな会社だったので社長と直に面接しました。
学生時代、アルバイトの経験もなく給料もハローワークで提示されていた最低の額で頷いたのが、今思えば失敗だったのかなと思います。
いや、新卒だし、相場も知らないし、そうしかできなかったというのが本当のところですが。
でもそれは一番、ではなかった。
まず愕然としたのがハローワークから「毎週週休2日」と提示されていて、面接時に「時々は休日出勤はあるよ。残業も多少はあるよ」と言われていたのですが、実際はそんなもんじゃなかった。
聞いたら一か月のうち第一、三、あれば五週目の土曜は必ず出勤というじゃないですか。
まずその段階で「は？」ってなったのは言うまでもない。
でもそれだけじゃなく、そんな説明される前からみんな出てるんだからさっさと帰るなってある日の土曜に仕事終わって帰って次の月曜に言われたことです。
意味わかりませんでした。その後土曜出勤の話を聞かされたのが就職してひと月ぐらいたってからでしょうか。
いや、もう知ってるしって正直思いましたよね。ちなみにこのあたりから家族経営というところに辛さを感じ始めました。
社長、会長、経理、社員の中の一人が身内でした。そして会社全体の人数もかなり少なかったです。
家族喧嘩は起こるし、伝達言ってたり行ってなかったりわけわかりませんでした。
さて話を戻しまして。
とりあえず就業時間も日数も想定していたよりずっと多くて、しかもびっくり残業代ほぼありませんでした。
8：30～17：30が定時だったと思うんですが、定時が何時だったか忘れるくらいその通りの出勤だったことも退勤だったことも少ない。
特に退勤がひどくて18：00くらいならまだ許せたけど19：00がまあ普通で、そしてさらにひどいのが20：00以降からじゃないと残業代が出ないという。
だから毎日大体2時間ぐらい残業したんだけど、残業代は月3000円位でした…。
あと早朝出勤の手当てはただの一度も出たことありませんでした。休日出勤もまあ、お察しの通りです。
そしてここが一番つらかったんですけど、とにかく暴言のオンパレードでした。
男社会、現場仕事なんでしょうがないのかもしれませんけど。
つまらない、つかえないは当たり前で、自分で考えろって言われたから考えて発言行動したら、勝手なことするなって怒られて逆もしかり。
ルールに従おうとしたら手を抜くことを教えられ、手を抜けばルールに従わないことをとがめられる。
どうすりゃいいんだって話です。私に正しい答えなんて考えることもそもそも存在すらしてなかったんだと思います。
それが積み重なって体も心もボロボロ、体のメンテで休日と給料は消え、そんな働き方だったにもかかわらず手取りは15万あるかないかだったんで、何のために働いてるんだろうって思うようになりました。
よくよく考えると学生時代に取った資格はほぼ活用されていなかったのも、引っかかってたことの一つでしたね。
父から心配されるほど精神状態に異常をきたし、ボーナスも低かったため転職を決意。
自分より出張も残業もしてて、仕事内容もハードな父にお前大丈夫か？と心配されたのがきっかけでした。
就職後3か月後にはストレスで朝食を食べられなくなり、食べることを諦めるようになりました。
情緒が不安定になって今まで些細なケンカもほとんどしたことのなかった父を怒鳴りつけ、それでも仕事を続けて半年たったころからか突然生き返りの車内で号泣、そのまま家でも泣き続ける、といったことも起こり始めました。
4月から就職して冬になるころには一度精神科にも行って鬱になりつつあるかもしれないくらいの話もされて、そのころに父から言われた言葉がそれでした。
そしてもう一つ。ボーナスの額が異常に少なかったです。まあ、二回に分けて3か月分という事だったのですが二回というのが冬と春で。
結局冬は普段の給料の半分もないくらいで春のボーナス前に辞めてしまったのでそれだけになってしまいました。
お金もない、体はどの整体でも驚かれるレベルでガタガタ、精神的にも疲弊しきり趣味にも興味がなくなりつつあって、ただただ絶望しかありませんでした。
何度出勤する車の中でこのままガードレールに突っ込んだら仕事行かなくて済む…。と思ったことでしょう。
もうどうしよう、ではなくて、どうにもならない、辞めなければ、そんな思いのまま12月が過ぎ退職願いを提出したのは2月半ばでした。
転職活動ではハローワークに通い。失業保険をもらいながら職業訓練を受けることに。
転職、というよりは最初はとにかく仕事をやめようでした。
その後ハローワークに行って、自分に合う仕事を探しました。
けど、ピンとくるものもないし正社員がトラウマでなかなか決まらなくて。
結局職業訓練を失業保険をもらいながら受けることにしました。
そうして猶予を作ったものの結局思うようにはいかず。
介護の実務者研修というものを受け無事修了したのですがそれでも、すんなり介護の仕事をしよう！とは思えず。
体力的にきついのが目に見えていて前職で自分の体力のなさを痛感していたので…。結局研修終了後もハローワークに通い、時折立ち寄る店や目にする求人広告をじっくり眺める感じでした。
仕事はつらいというイメージが染み付き、転職活動は大変だった。
転職活動はすんなりいったとは言えませんでした。
そもそも仕事というものがとにかくつらい、という気持ちのままのぞんでいたので希望もないしやりたくない気持ちが強いから思うようなものというものがそもそもない。
ぼんやり時給高そう、家から近い、しんどくなさそう、そんなことばかり目に留まり、働きたいという意欲だけはいつまでもわかないままただ時間だけが過ぎていく…。
実務者研修受けてる時も働くという事にぴんと来ず、でも手持ちのお金は減る一方でどうしよう、決まるのかな、私働けるのかな、それまでお金持つのかな、働けてもまたすぐ辞めたらどうしよう、とよくない考えばかりが頭の中を回っていました。
まあ、その研修中は勉強大変だけど仕事よりは数倍マシ、くらいな気持ちもありましたが。
転職後は福祉系の介護の仕事。内職、納品、調理などの業務をこなしている
転職後、いくつかの仕事の面接を受けた後、現在の職に就きました。
介護は不安があるけれど、それともかけ離れてはいなくてもともと興味のあった福祉系。
正社員にいまだトラウマがってパート。
内職したり、その納品したり、ちょっとした調理したり、相談受けたりとそんなことをしております。
まあ、私に向かって面と向かって暴言はいてくる人もいなければ残業もほとんどないし、見合ったお給料は出る。
自分にそれなり合った仕事ができるから、と思いました。
転職後は気分が軽くなった。休日には入れたい予定も入れれる。
仕事って大変だな、と思いました。
そしてそれはその環境に慣れればなれるほど感じる。
実際そこに就職して一年近くたつけど最近辛いなーって思うこと多いです。
でも、以前のようなことはない。急に涙出たりだとか、ましてや通勤中に号泣なんてことは。
職場の人間の入れ替わりが少しはあったのでその時ストレスで胃は痛くなったけど吐くこともなかったですし。
父に心配されることもなくなりましたし、休日には入れたい予定が入れられます。
でも転職してしばらくは気分が軽くなりました。早く帰れる！理不尽にどなられない！趣味をしたいと思える！と。
結局お金の余裕はないのでさほどやりたいことが出来るようになったわけじゃないんですけど。
でも、それでも気分は格段に上がりました。そして何より、休むことって大事だなと思います。
自分が壊れる前に転職を。転職は悪い事じゃない。自分を守るために必要なこと。
思い切って転職するのはいいことだと思います！
だって自分が壊れちゃったらどうしようもないから。
周りからの心配は自分が気づいてない自分の体もしくは心からの警告サインだと思っていいと思います。
怠けていいっていうのはまた違うとは思いますが、それでも休息は必要です。
休めないなら辞めるしかない。極論だけどそれが必要な時もあります。
もちろん、転職だって仕事と同じでうまくいくとは限りません。思うような仕事が見つからないかもしれないし、働いてみたらそこも合わない可能性もある。
でもそうならないかもしれない。やってみなきゃわからないんです。
だから今ある転職したいと思っている事実、そうなるまでに実際に起こっていること。
そこをよくよく考えて行動してみてください。転職は悪い事じゃない。自分を守るために必要なことだと思います！
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