前職は住宅設備品を扱う営業事務。転職後はECショップのWEBデザイナーのアシスタント。努力をすればかならず認められる。

ニックネーム:honaco
年齢:30歳
性別:女性
職業:WEBデザイナー
お住い:大阪府

前職は住宅設備品を扱う営業事務。発注や出荷後の物流管理を行っていた。

営業事務でした。住宅設備品を主に取り扱っており、得意先からの発注を受け工場に発注、出荷後の物流管理まで行っていました。

毎日大量のFAXでの注文と電話の問い合わせに追われ就業時間中は息つく暇もありませんでした。壊れやすい商品や特注の商品が多かったためクレーム対応もしょっちゅうでした。また、200人以上の女性が同じフロアで働いていたのでコミュニケーションが大変でした。

自分が休むときは担当店を他の同僚や後輩に代わってもらうのですが店によって癖がかなりあるのでミスを引き起こさないよう、負担にならないようかなり気を使っていました。

また、営業・工場とはメールと電話だけのやりとりなので円滑に仕事がまわるよう素早く正確なやり取りが求められてストレスフルの状態でした。

両親が重い病気になったのがキッカケで転職を決意

両親がふたりとも重い病気になったのをきっかけに、仕事を辞め、実家に帰ることになりました。時間と電話に追われるだけの事務職よりも、手に職をつけたい、将来的に在宅でも仕事ができるようになりたいと思い転職を決意しました。

自分が今までしていたパソコン操作と受発注の経験も生かしたいと感じていたところ、両親を介護することになっても続けられるようにWEBデザインとエクセルなどの勉強ができるWEBスクールに通いはじめました。

以前の職場と家庭の事情でストレスを抱えていたのでスクールで担当者の方にしっかり話を聞いてもらい、30歳前後で未経験も受け入れてくれ、技術的にも精神的にも前向きに成長できる企業に勤めたいと思いました。

転職後はECショップのWEBデザイナーのアシスタント。ECサイトに出品や商品管理をする仕事

インテリア商品(カーペットやラグ、クッションなど)を取り扱うECショップのWEBデザイナーのアシスタントとして転職しました。

主に本店のサイトとAmazonや楽天などの大手ECサイトに出店していましたので、そちらに出品する商品の撮影、ページのデザイン、コーディング、それぞれのECショップへの商品登録、エクセルでのマスターへの商品登録のお手伝いからはじめました。

慣れてくると撮影品や処分品などのアウトレットページ、商品のQ&Aページの作成も任せていただきました。

特に、商品は次々と入荷されるので商品のバナー作成をさせていただくことも多いです。商品のサンプルを無料で提供しているためそちらの出荷も行っています。

覚えれば誰でも出来る業務。幅広い分野で役立つ資格を取れるのことも魅力的

今までつづけていた営業事務職は、内容はかなりハードですが、言ってしまえば覚えればだれにでもできる仕事でした。

将来的に在宅で仕事がしたいというわたしの希望に沿わないと感じたのです。WEBデザインやPC操作をしっかり実務で身につけていれば、もしまた違う職につくことになったとしても必ず役に立つと思いました。

アシスタントからの入社ですが、周りの先輩方は技術を身につけた方ばかりなのでしっかり指導してもらえ自分が成長できますし、業務を行いながらWEBデザイナーやインテリアコーディネーター、カラーコーディネーターなど幅広い分野で役に立つ資格を取れることも魅力でした。

とにかく自立して仕事ができるようになるのが目標でした。

従業員が少なく仕事量が多かったので最初のうちは大変だった

以前は200人以上のフロアでひたすら自分の業務をこなすだけでしたが、転職先は実店舗がなく、ECショップを小さな運営する会社でしたのでもちろん従業員も10人前後と少なく、かなり戸惑いました。

よくいえばアットフォームですが、報告・連絡・相談が必須なのでだれかひとりにでも情報が共有できていないと業務に支障が出ますし、はじめはきちんと自分の行った業務を毎日報告するように叱られました。

また、未経験でもよいという前提での採用でしたが、採用してくださった社長はデザインの技術的な知識があまりないので、現場の方はわたしが思っている以上に経験が浅いことに戸惑われたようでこんなに忙しいのにそんなレベルなのか…という態度の方もいてつらい時期がありました。

周りに連絡、相談をマメにして業務の効率化を図った。自分から仕事を見つけてアピールした

未経験でレベルが未熟であることは仕方がないので、とにかく困ったり間違いそうになった時は必ず事前に先輩に相談して重大なミスを引きおこさないよう気を付けました。

周囲の方が忙しい時は自分でサイトを巡回し、リンク切れや値段ミスを見つけて修正するなど、技術的には単純ながらもなかなか手が回らない仕事をし、手助けになるよう努力しました。

また、なにか手伝えることがあればデザインの業務以外でも積極的に聞きに行き、他の部署の方の作業や商品のことを知る勉強につとめました。教えてもらう立場はかなり気を使いますし、時にはほったらかしにされることもありますが、自分から仕事を見つけてアピールすることも大事だと思って頑張りました。

努力を惜しまなければ必ず認めてもらえる現場だからやりがいがある

自分ではちゃんとスクールに通ってデザインの勉強をしてきたんだし、未経験でも成長していけば大丈夫!と転職しましたがもちろん甘くはありませんでした。

事務職のように決まったことを毎日こなすのではなく、自分で考え、とにかくお客様の購買意欲をかきたてる、かつ効率よく商品をページに載せていく作業は難しいですし技術も日進月歩なので毎日が勉強です。

素人レベルだね…と笑いながら言われることもしばしばでしたが、努力を惜しまなければ必ず認めてもらえる現場ですのでやりがいがあります。

もちろん、以前の事務職で学んだことも無駄にはなっていません。クレーム対応や受発注で役に立てることもあるのでそれを生かせるのがとてもうれしいです。

やってみて損は絶対にない。迷ってるならまず動いてみることが大切

異業種に転職するのは勇気が要ることです。でもやってみて損ということは絶対ありません。必ず成長できます。そういう企業に出会うためには、自分に合う環境、自分のやりたいことがやれるところをしっかり探してください。

そして、一人で悩んだり、インターネットなどでひたすら求人を眺めて不安に陥る、迷う、…を繰り返すのではなく、その業種に精通している方(転職エージェントやスクールなど)にとにかく相談することです。

一人で迷うよりも、話を聞いてもらうだけで確実に道は開けますし、自分の適職、適した企業に導いてくれることもあります。最終的に決めるのはじぶんですが、迷っているならまず動いてみることです!ぜひ自分が成長できる転職に向けてがんばってください!