前職は愛知の工場で生産管理と部品調達。転職後はグローバルバイヤーとして誇りとやりがいを持って仕事ができるように。

ペンネーム:りょうすけ
年齢:27歳
性別:男性
自動車部品業界の調達本部でグローバルバイヤーの仕事をしています。
現在は神奈川県横浜市在住です。

前職は工場の生産管理と部品調達。緩いなれ合いの雰囲気が漂う職場で自分の成長の妨げになるのではと疑問を持っていた

「転職前の自身の職業」
仕事内容は、一言でいえば「納期」と「量」を管理すること。生産管理と部品調達を経験しました。
生産管理とは、車両のオーダーに基づいて、工場で車を生産する順序、品種、稼働時間を立案し、現場の作業者と調整しながら「ムリ・ムダ・ムラ」のない車両生産を達成するものです。また、部品調達とは、上述した生産管理部門が策定した生産計画に基づいて、車両生産に使用する部品をサプライヤーから手配するための、部品手配計画・切替計画を策定し、その実行をフォローしていくものです。
「思い」
良くも悪くも緩んでいた職場でした。愛知県の地方に本社を構える会社ということもあり、地元出身者が多く、メンバー同士の人間関係は大変良好でした。居心地の良さを感じる一方で、自分にはそのなれ合いの雰囲気の中で働くことが、社会人としての成長の妨げになっているのでは、と常に疑問を抱えながら働いていました。

工場内での異動を命じられ、自身の成長する環境が整っていないことを強く感じ、転職を決意。

工場内で異動を経験したことが、転職を決意する引き金となりました。
新卒入社の配属後に、生産管理を4年経験したところで、部品調達課へ異動になりました。
それまでの4年間で上述した緩んだ雰囲気に大きな違和感を抱き続けていたことに加え、「量と納期を管理する」という仕事の本質は同じものである他部署への異動に自身は大きく失望しました。
この点で、今の職場には自身の成長する環境が整っていないことを強く感じ、転職を決意するに至りました。
加えて、会社方針が「人的リソースの国内事業への重点投資」に変更になったことで、「グローバル環境で働く」という自身の志向する働き方の達成が難しくなったことが、自身を転職活動へと駆り立てる強い動機となりました。

転職エージェンに登録後、企業採用者と面接を行い2週間後に内定をもらった

転職活動をスタートしたのは、社会人5年目の10月頃です。
そこからすぐに転職エージェントに登録して、11月中は必要書類や面接準備を行いました。
12月から企業採用者との面接が始まり、最初に内定をいただいたのはその2週間後です。
そのあとも面接活動を続けていき、現職の内定は、2月下旬にいただきました。
転職活動は、働きながら行うスタイルでした。
職務経歴書や面接の準備は平日の仕事終わりに行う一方で、採用面接は平日になることもあれば、休日になることもあります。
平日の際は、エージェントを活用して、なるべく仕事終わりに面接時間を調整してもらっていました。
どうしても調整がつかない場合は、有休を取得して面接に行くこともありました。

転職活動当初は大きな不安を感じていた。エージェントのサポートが助かった。

初めての転職活動で全くノウハウがない点、またエージェントの登録から実際の面接まで、すべて一人で進めていかなければいけない点において、活動当初は大きな不安を感じていました。
ともに支え合い、切削琢磨しながら競争できる相手もおらず、孤独ななか一人ですべてを決めて進めていくことにストレスを感じるシーンが多かったです。
しかし、そのなかでもエージェントの方には大変よくサポートしていただきました。
必要書類の添削から面接指導まで多面的なサポートを受ける中で、少しずつ不安が自身へと変わっていき、慣れてきてからは面接や企業の方とのコミュニケーションを楽しむことできるようになっていました。
今では貴重な経験であったと感じています。

転職後は誇りとやりがいを持って仕事ができるように。自己成長を感じながら生き生きと働けるようになり、満足している

6. 実際に転職したあと、あなたの生活や仕事状況はどのように変わりましたか?転職して、どんな気分になったか感情を教えてください。
何よりも仕事に対して、誇りとやりがいともって取り組むことができるようになった点で大きな幸せを覚えています。
自身の志向する働き方を、レベルの高い環境の中で、日々自己成長を感じながら生き生きと働くことができる現状に大変満足しています。
待遇面でも、基本給おより残業時間も増加したことで、年収は大幅に増加しました。
また、勤務地も都心になり、仕事後のプライベートもこれまで以上に充実しているように感じています。
グローバルに事業を展開する大手企業という点においても、自分の会社に誇りが持てるようになり、仕事がこれまでよりも好きになりました。
現段階では、転職したことで、仕事面でもプライベートの面でも前職よりも遥かに幸福度が増しています。自信をもって転職してよかったといえる状況にあります。

会社の外の環境に触れるということは大変貴重な機会になる。

まずは、「とにかくやってみる」こと。
「転職したら人生が終わる」という古い観念に縛られている時代はもう終わったと感じています。
今やキャリアチェンジは当たり前のものとして認知されており、偏見を持つビジネスマンのほうが少なくなってきているのではないでしょうか。
現職に少しでも不満を感じている方には、「恐れず・ひるまず・とらわれず」ぜひ転職活動にチャレンジしていただきたいと思います。
もし仮に途中で転職活動を中止したとしても、会社の外の環境に触れるということは大変貴重な機会になると思います。
ふたつめは、「転職エージェントの見極めは慎重に」というものです。
事前のアドバイスやスケジュール調整など、エージェント担当者の腕や人格、能力次第は、自身の合否に大きく影響すると感じました。
担当者と面談をするなかで頼りなさを感じた場合は、素直に他の担当者に変更できないか提案したほうがいいと思います。