前職は歯科衛生士。転職後はパソコン教室のインストラクター。目標達成に導く仕事にやりがいを感じた。

ニックネーム:tyoppin
年齢:25歳
性別:女
職業:パソコンインストラクター
お住い:新潟県

前職は歯科衛生士。休みも少ないためモチベーションが下がっていた。

歯科衛生士をしていました。もともと歯科には全く興味がなく、成り行きで歯科短大に行くことになりせっかく卒業したのであれば1度くらい勤めてみようと歯科衛生士として働く決意をしました。

最初は全く何が分からないのかも分からないような状態からスタートしたため本当に苦労の連続でした。

歯科は医療の仕事なのでミスは許されない為、緊張感とプレッシャーが常に押しかかりました。また、勤務時間も長く、休みも少ないため少しずつモチベーションが下がっていってました。

しかし、そんな中でも少しずつ業務を覚えていって多少なりとも形になってきた頃は段々ともっと上達したいと思えるようになってきました。患者様から感謝の言葉を貰った時は本当にうれしかったです。

人間関係がうまくいかず、叱られることに耐えられなくなり転職を決意

歯科医院という場所はかなり閉鎖的な空間なので、仕事をする上で人間関係が非常に大事になってきます。

たいていどんな歯科医院でも院長の独裁政治ですが私の勤めていたところは特にひどく、院長の機嫌次第でその日の憂鬱度が決まりました。

また、差別がひどく、お気に入りのスタッフにはとことん優しく、馬の合わないスタッフにはとことん厳しいというような人でした。

私は残念ながら気に入らない方のスタッフだった為、何かミスをすれば人の何倍も叱られ、分からないことを聞いても答えてくれない。そしてミスを繰り返すという悪循環に陥ってしまいました。

毎日そんなことが続いて本当に心が壊れそうになった頃、とうとう転職を決意してまったく別な業種に就くこととなりました。

転職後はパソコン教室のインストラクター。生徒にパソコンの使い方を教える仕事

現在はパソコン教室のインストラクターとして勤めています。

業務内容はその名の通り、教室に通われている生徒様にパソコンの使い方をレクチャーする仕事です。講義をしたり、教材を作成したり、たまに営業活動としてチラシを配ったりするのが主な業務です。

日々、最新の情報が更新されていくので勉強をしたり、資格をとったりとパソコンについての知識がどんどんと増えていきました。大変ではありますが、自分のためにも生徒様の為にもなっているし、パソコンが好きなのでそれほど苦にはなりませんでした。

前職とは全く性質の異なる職業ではありますが、生徒様ひとりひとりのカルテを作成し、その方の目標に向けてカリキュラムを構成するということを考えると似通っている部分も沢山あると感じました。

歯科医院というところが閉鎖的でストレスになっていたので異業種の転職を決めた

先に述べたように、もともと歯科には全く興味がなく、むしろ嫌々勤めている感じでした。仕事内容も決して得意ではなく、どちらかと言えば細かい作業や院長のご機嫌をとるような行為が苦手だった為、歯科衛生士として再就職をする選択肢はありませんでした。

そして個人が経営しているような狭い人間関係の中でやっていくということもトラウマを抱えていた為、とにかくそれ以外の業種、企業に勤めたいと考えるようになりました。

私は昔からパソコンを使うことが好きで、それが高じて商業高校に通っていた為、元々パソコンは得意でした。そこで事務職かパソコンを使うような仕事がいいと考えていた時に、現在の職場の求人を見つけ応募することにしました。

当初いたスタッフに嫌味を言われることがあったが、現在はとてもいい環境で働けている

現在の職場ではそれほど困ったことはありませんでしたが、強いて言えば、私より先にいたパートの主婦の方が少し苦手ではありました。

当時、私は新人でしたが教室の責任者として赴任することになり、インストラクターとしての業務と管理者としての業務の2つを同時に覚えなくてはならないことと、成績を上げなくてはいけないプレッシャーの中で必死に業務を行っていました。

しかし、まだ業務もよくわかっていないような新人の責任者に指示を出されることが嫌だったそのパート主婦の方は、段々と不満をもらすようになり、ちくちくと嫌味を言われる毎日でした。

そのことにストレスを感じてはいましたが、まだ業務を覚えきれておらず迷惑をかけることもしばしばあった為、とにかく早く一人前になろうと努力をしました。

そして、3か月後にその方は退職され、現在はとてもいいスタッフに恵まれ人間関係で困ることはほとんどありません。

インストラクターとして仕事がこなせるように勉強を重ねた

教室の責任者としての業務がこなせていないことが原因で嫌味を言われていたため、とにかく一日も早くインストラクター、教室責任者としての二足の草鞋を履きこなせるよう勉強をしました。

マニュアルを誰よりも早く覚え、資格も誰よりも多くとろうと毎日最低でも2時間は勉強時間にあてました。その為、帰りはいつも遅くなることが多く、一番遅い時で0時前くらいになることもしばしばありました。

しかし、元々パソコンは好きだった為、勉強もそれほど苦にはならずむしろ新しいことを覚えられて楽しかったです。その甲斐あってか、半年で6つの資格を取得し、責任者として赴任した教室では初月に歴代最高の成績を達成しました。

今思えば当時は本当に必死に頑張っていたと思います。

いろいろな経験をしたことが成長に繋がった。

率直な感想としては、転職して本当に良かったなと思います。覚えることもたくさんありますし、人間対人間の仕事なので、トラブルやストレスがたまることも多々ありますが、それでも前の職場に比べれば本当に良い職場だと実感しています。

自分自身も色々な立場を経験することで成長に繋がっていますし、色々と勉強になっています。また、生徒様を目標達成に導くという仕事はとてもやりがいを感じますし、自分自身と同じような境遇の方も時々いらっしゃるので、パソコンを覚えて事務職に転職したいという方の資格取得やメンタル面でのサポートとしてもお役に立てることがあります。

思うように成績に結びつかないことも多くありますが、職場のスタッフや上司、生徒様から支えられて今の自分があると思います。

自分のやりたいことであればどんな困難でも乗り越えられる

異業種に転職をするということはかなり勇気のいることです。全く未経験の職場であればなおさら様々な不安が付きまとうと思います。

しかし、「自分が本当にやりたいこと」であればどんな困難でもある程度は乗り越えられると私は思います。誰でも最初は未経験者ですし、採用する側もそれを承知で採用している為、最初から即戦力になろうというのではなく、会社の為に自分は何が出来るのかそれをしっかりと日々頭に入れて行動するだけで1年先、5年先の未来は大きく変わると思います。

今の職場で十分な満足感、達成感を手に入れられていないのであればそれはあなたにとって最適な職場ではないはずです。もしそうであれば、一日も早く転職に向けて動き始め、新たなスタートがきれるよう準備を始めましょう。