前職は販売業務。転職後はメーカー販売。転職したことでやりたいことができるようになった。

ニックネーム:うるち米君
年齢:46歳
性別:男性
お住まい:東京

前職は販売。質が悪いものを高く売ることに違和感があった。

転職する前は販売業でした。本社からメーカーに発注した商品が次から次へと送られてくるのをただひたすら販売する仕事です。

これはどうしたって売るのに苦労しそうだなとか、もっと安くしないと売れないであろうなとか、その逆にもっと高くしても売れるであろう商品をわざわざ安くして販売するものもありました。

また、色や形もおかしなものがただ大量に仕入れて安く買い取り販売する方法に違和感がありました。それは物に対する愛情はなく消費者もメーカーも販売店にとっても不幸な状況です。

そこには何も理念はなく徐々に販売に対する熱が冷めていきました。そのころ店舗内のオペレーションのシステムの配属になりとともに、メーカーの営業マンにはこういうものがあったら売れますなどの企画書を書いていました。

粗悪なものを販売することに違和感と抵抗を覚え転職を決意。

2にも記載しましたが自分なら、このようなものを世の中に提案したいという気持ちが一番強かったのが理由になります。

既存のものを販売しているのがつまらなくなり、生活が豊かになる方法を考えていました。

ブランディングして商品をそんなに安く販売しなくても売れるしくみを作りたいという願望です。例えば形や色や大きさの組み合わせでデザインは多種多様な選択ができます。インナーボックスのデザインでさえ茶色の箱でなく購入するときにワクワクするようなデザインにすることもできます。

一見すると同じように見えるものをアイデア次第で消費者をワクワクさせるような販売方法があります。エンドユーザー様に選んで頂ける付加価値を付けたかったのが大きな理由です。

転職後は営業。ルート営業で細かくプローパー商品を提案していく仕事

営業として配属されました。ルート営業で細かくプローパー商品を提案していく仕事です。各法人の差別化、多様化により個別に商品の企画・立案をするようになりました。

企画した商品を図面化、見積もり、国内の販売先に価格とデザインを確認後、再度、海外生産拠点にプロトタイプの製作を依頼する。

プロトタイプをもとに、修正箇所や大きさや色など細かい点を打ち合わせて最終的なオーダーをもらい生産拠点へ生産の細かな指示を出します。その後、できあがった製品は輸入のコンテナ手配、国内ドレージの手配、再度、海外レートを含めた商品原価を割り出し、最終的に積み下ろしまで一貫して行います。

時に販売の方法まで提案しないとエンドユーザー様へ行きわたらない仕事です。

メーカー販売なら自分の知識やスキルが活かせると思い転職を決めた。

異業種とはいえ販売の仕事をとおしてなんとなくではありますがメーカーの仕事を頭で理解していたので大きく道をはずさなかったのでが理由になります。

販売の仕事はあるものを売る仕事です。やりがいはもちろんありましたが、自分で何かを生み出したいという気持ちが強かったです。

商慣行がちょうど崩れる前の話で今は、小売店が自社で素材選びから海外の生産拠点で生産して販売する時代になりましたが、昔は、そのようなシステムはめずらしかったです。

徐々に販売しながら自分ではこういうデザインをこのくらいの価格で、ターゲットの年齢と性別など細かい点を考えるようになり、そのうえでメーカーの仕事をやってみたい気持ちが強くなりました。

言語の壁で苦しむことがある。英語ができないと難しい。

生産拠点が海外の為、日本で当たり前のことが当たり前ではないことです。道徳的なことがほとんどですし、違う国ですから仕方のない部分はあります。もう少し英語力があればと思うことあります。

日本のすばらしさを再確認できるのですが、仕事となるとそのスピードと正確さを求められます。

言葉の壁は確認書という形で誰でもわかるフォーマットを作り、対処してきました。特に言葉の壁がありますので、あってなかなか話せない分思い通りにいかない部分もあります。

飛行機で何時間もかけて会わないと物事を進められないこともあります。メールなど現在では、通信機器の発達により昔に比べたらよくなったように思いますが、真に心と心は通わすには会ったほうがいいです。

英語を勉強する時間を作ることで改善を図っている。

夕食を一緒にとって会話を楽しめるような英語力は必要かと思いました。細かい仕事の部分はペンでインチ記入や英語のスペルで対応できますが、人の感情に入っていくには趣味の話や日本の話や自分のことを話せたほうが良いです。

ですから、つづけて英語の勉強はしています。また、仕事上の続けて起こる問題がある場合はわかりやすいリストで誰が見てもチェックできる体制にしてあります。これで大分、効率が良くなった気がします。

あとは専門的なスキルを身に着けるために国家資格を取りました。取ったからといって大きく仕事効率が上がることはないのですが、やはり専門的な正確な用語を使うことで現地の人もわかりやすく説明できると思ったからです。

やりたかったことができるようになり夢がかなった。

思った以上に大変でした。ふと昔に戻りたい衝動にもかられますがそれでも今の仕事に誇りをもっています。

やりたかったことができていると思うのでひとまずは夢が叶いました。

ただ、現状に満足することなくひたむきに前に進めたらいいと思っています。次のステップをかんがえるなら販売を取り込んだ新しい形の流通システムの構築です。

時間はかかりますが時代が大きく変わる中、やりがいはあると思います。一つは生産から販売まで一貫してやること。そのうえで販売だけでなくその次のステップについて考えています。

販売からサービス業の変換、例えばシニア向けサービスなども、これからの時代必要だと思います。可能性はいろいろあり楽しみです。

自分の得意分野を活かすような転職先がおすすめ。

大きな道が変わるような転職はあまりおすすめできません。20代ならありかと思いますが、自分にできる得意分野を生かす仕事のほうがやりがやスキルアップにつながると思います。

大きな目標があれば困難にも立ち向かえますし、次のステップにもつながるともいます。大変なことも多いかと思いますが新しいことに挑戦しようとする前向きな気持ちはとても大切なことですし、人生は一度きりなので、ぜひ挑戦していただきたいのと。

たとえ失敗したとしてもやり直しをいくらでも効くと思いますのでぜひ、挑戦していただきたい。

あとは、必要最低限の努力は必要です。資格でもいいですし、語学でも良いですし、体力作りでもいいと思います。応援しております。