食料品スーパー勤務から事務職へ転職した体験談。土日休みに変わって、仕事に打ち込めるように。

ペンネーム:kojikoji
年齢:44歳
性別:男
職業:会社員
住まい:大阪府在住

食料品スーパーに就職。人事や総務の仕事に携われると思いきや、店舗に配属されてしまった。

私は、大学時代の就職活動の後で、兵庫・大阪を中心に展開し、大証2部に上場している食料品スーパーに入社しました。
希望としては、事務系の仕事に携わりたいと思い就職活動を進めていましたが、その当時は、超氷河期で採用が出ただけで、周りから歓声が上がるような時代でしたので、自身の希望する企業ではなかったですが、就職が中々決まらないあせりと将来的に人事や総務の仕事に携われる可能性に期待して、入社を決めました。
就職後、1か月程度の集合研修の時は、動機と同期と一緒にやる気を持って取り組んでいましたが、実際に店舗に配属されて仕事をし始めてから、このような現場仕事をしていて、本当に事務の仕事ができるようになるのか?疑問に思うようになりました。

出世には20年以上要すると聞かされ、転職を考えるように

そのような疑問を抱き続けて、数ヵ月が過ぎたある日、複数の先輩に事務職になる為には、最低どれくらいの年数を要するのかを確認した所、全員の口から、20年以上要する場合もあるし、人によってはずっと現場仕事のままだというショッキングな答えが返ってきました。
会社説明会の際や新入社員研修の際、人事担当者に確認をした時は、早ければ3~5年で希望の職種に転換できると聞いていたのに、全く異なる現実を知ったその日から転職を考えるようになりました。
正直、店舗で店長を目指し、一つの店舗を動かしていくのもやりがいのある仕事ではありましたが、私には、その道を究める気は全くなかった事から転職を考え始めた瞬間、すぐにでもここかた逃げたいという感情になりました。

転職を決意してから自分を見つめなおし、本当にやりたい事は何かなど自己分析をした。

いざ、転職を決意してからは、色んな求人を探し始めました。
しかしながら、私が転職活動をした20年前は、携帯やインターネットが発達していない時代であった事から、主に求人誌で仕事を探していました。
但し、学生時代のように焦って就職を決めてしまうと、同じことの繰り返しになると思いましたので、まずは、自分を見つめなおし、本当にやりたい事は、どういった事か?学卒で入社して、早期で退職してしまう失敗から何を得たか?など、自己分析もしっかりと行ないました。

求人をチェック。休日が面接で潰れてしまうのが辛かった。転職活動は約3か月で3社から内定。

上記に記述した通り、自己分析をしっかりと行ない、まめに求人をチェックしながら、応募する企業をしっかりと選別しました。
幸いスーパーに就職していましたので、平日の休みが多く、面接する日程にはあまり苦労した記憶はありませんでしたが、やはり、休日が面接で潰れてしまうので、肉体的には、かなりしんどかった事を覚えています。
但し、転職を決めたからには、在職中の会社で過ごす時間がもったいない・早く自分のやりたい仕事に就いて目標を持って仕事をしていきたいという気持ちがあったので、何とか在職しながらに転職に成功しました。
結果として、転職活動をしたのは約3か月で、応募した会社が4社、その内、3社から内定を頂く事ができました。

不定期休みだったのが、毎週土日休みに変わり生活パターンは大きく変化。仕事に打ち込めるようになった。

上記に3社から内定を貰ったと記述しましたが、その内、自身が一番やってみたかったメーカーの総務人事の仕事に転職しました。
実際に入社するまで約1ヶ月のブランクがありました。短いブランクでしたが、何か世間から取り残されたような気がして、早く仕事がしたいという気持ちになった事を覚えています。
そうして、転職先に入社しましたが、今まではシフトで休みが不定期だったのが、毎週土日休みに変わり生活パターンは大きく変わりましたし、スーパーの中で動き回っているような仕事内容が、机に座ってパソコンと向き合うような仕事に変わりました。
それに合わせて、この先どうなるのだろうという感情だけを持ち続けていたスーパー時代から、仕事にだけ打ち込める感情に変化していきました。

迷わず転職するべき。今の時代、転職は全くマイナスだと捉えられない。

最後に、全国には転職したいと思っている人がたくさんおられると思います。
より給料の良い会社に転職したい・休日がしっかりと取得でき、残業が少ない会社にいきたい・会社の雰囲気が良い所にいきたい等々、理由は様々だと思いますが、転職したいという感情が数か月続くようであれば、迷わず転職するべきだと思います。
逆に転職したいという気持ちが1ヶ月も続かないようであれば、それは、一種の気の迷いの可能性もあるので、一旦、冷静になって自問自答をして欲しいと思います。
今の時代、転職は全くマイナスだと捉えられないと思いますが、やはり回数が多いと、ネガティブに捉えられるケースもありますので、思い切りは必要ですが、転職先をしっかりと研究してから行動して欲しいと思います。