前職は製造業でプレス加工オペレーター。転職後はガソリンスタンドで接客。異業種に転職し新鮮味や爽快感を覚えた。

ペンネーム:ひでねこ
年齢:45歳
職業:男性会社員
お住まい:福島県在住

前職は製造業でプレス加工オペレーター。

転職前:製造業プレス加工オペレーター。ハローワークで探しましたが、求人票の条件も良く十分に生活して行けると思い入社しましたが、殆どウソでした。
給与は日給で、ある時業務減少により会社から自宅待機と言われたが、月給ならその分は差引されないにも拘らず、その月の給与は休んだ分引かれており、とても生活できるものでは無かった。
残業は月30~40時間で全て手当として支給されるとの記載があったが、毎日残業してもまったく付かず、経理に聞くと残業代は出ないとのことでした。

なお業務でケガをした際に普通は労災扱いになるのだが、個人の健康保険を使って治療するように言われ、とんでもない会社と言うことが確定した。
当然やる気も失せ入社3か月で次の会社を探すことになる。

仕事量の減少で自宅待機の際、給料が下がり転職を決意

前述した、業務負荷減少による自宅待機の際に給与が下がったが、下がったから仕方がなく我慢してくれでは生活が出来ず理屈は通らない。
このままでは生活が出来ないため、社長に今後どのようにして対応していくのか?と問いただしたところ”景気が上向くのを待つしかないから我慢してくれ”との一点張りで、具体的な方策が提示されなかったことであきれ果て”この会社に未来は無い”と考えた。

今まで勤めてきた会社でも業績が一時的に下がることはあったのだが、社長や営業部長などが必死に取引先に御用聞きに行ったり、新しい分野に手を出していくなど、何とかしようと言う態度が見えていたのとは対照的だったので、早々に見切りをつけることを決めた。
正直ここまで最悪の会社は初めてで、後で聞いた話では地元では悪評で有名な会社だったらしい。

転職後はガソリンスタンドの店員として接客業に。

転職後:接客業ガソリンスタンド店員。
次の仕事を探さないといけなかったのだが年齢も30半ばになっており、ハローワークに行って仕事を探すが、どの求人も”経験者に限る”との条件付きでなかなか面接にもたどり着けなかった。

なお、特に唯一無二の資格も持っておらず(危険物乙4のみ)何も売り込むネタも無くどうにもならなかった。
そんな中ガソリンスタンドの求人が目に入り、危険物の資格が生かせると言うことで面接を受け採用となる。

いざ仕事をしてみると今までの仕事内容とは全く違う世界で見るもの聞くものが新鮮に映った。
仕事内容は給油や洗車はもちろんだが、タイヤ交換、オイル交換などの他に灯油の配達など多岐にわたり覚えるのが大変だった。
体力も使うため最初の1か月は仕事から帰るとヘトヘトになることが多かった。

社会人になってずっと製造業をしてきて、他業種の仕事がしたかった。

新社会人になってから製造業で仕事をしてきたが、嫌な経験が多かったため同じ業種は嫌になっていたようだ。
転職時に同じ業種で探したが条件も悪く、他の仕事の求人にも公募してみたがも未経験と言うことで片っ端から断られる始末。

そんな中やっと面接までたどり着き、採用されることになったため”やってみよう”と思い入社することにした。
なお、前の会社では机に座ってする仕事にも就いたが、じっとしている仕事より、汗を流してする仕事の方が向いていると思っていた。

ガソリンスタンドということで夏は暑く、冬は寒く大変な仕事とは思ったが、季節を肌で感じられ、お客さんに信頼されることで得られるものもあると考えてスタンド店員を選んだ。

理論的な説明がなく、感覚だけの教え方に、ストレスのはけ口にされていると感じた。

ガソリンスタンドということで学歴は殆ど関係が無く、体力があるなら誰でも出来ると言うことで、中卒の漢字もろくに書けないようなヤツに怒鳴られたりしたことがとても嫌だった。
理論的な説明も当然無く、感覚だけで物を言う教え方で正直ストレスのはけ口にされているんだなと感じた。

年齢的にも私が店長を抜けば店員の中では一番上だったが、そんなことは無関係で年下からあごで使われることが多く、そういう部分では忍耐力が必要な仕事だなと感じた。
店長には目を掛けて貰っていたので、何とか嫌にならずに済んだが、学歴などを気にする人には勤まらないだろうなと思った。
なお、私の場合は”こういう仕事を選んだ自分が悪いんだから、一生懸命頑張って上に上がろう”と考えてからは気にならなくなった。

自分より学歴の低い人間に指図されることが不快だった。

私の学歴は短大卒だが、学歴の低い連中にあれこれ指図されたり、ケチョンケチョンに言われた時には正直殴ってやりたかったが、それをしたらこいつらと同じバカになると思ってやらなかった。
その後、その連中はやはり仕事が面白くなかったのか給与が不満だったのか分からないが、自分から辞めて行ったり、店の金を盗んだことがバレてクビになったりと、やはりその程度なんだなと妙に納得したこともあった。

学歴だけで相手を全て判断できるとは限らないが、努力することをしなかった人間はやはりそのような末路をたどるんだなと思った。
なお、足蹴にしていた連中は口の割には仕事が出来ず、作業で失敗したり、クレームが来ることが多かった。
やはり仕事も雑でクレームが来るのは当然だでざまあみろと思ったほどである。

違う業種や職種の仕事をするとものすごく新鮮味を感じ爽快感すら覚える。

やはり人間は今までにしてきた仕事を生かして、次に仕事もしたいと思うが、私の様に仕事で倒れた経験がある人間にとっては、トラウマになっていることもある。
そんな時違う業種や職種の仕事をすると、ものすごく新鮮味を感じ、爽快感すら覚える。

倒れた時にしていた仕事と同じような業種だと自然に敬遠するようになるらしく、その後同じような仕事が出来るようになるまで10年以上も掛かった。
ガソリンスタンドは表の仕事なので暑さや寒さの中で仕事をするのはとても大変だと考えたが、その分やりがいも感じられたので非常にいい経験だったと思う。

因みにそのスタンドは勤務して2年ほどで倒産してしまったが、今でも当時経験したことが精神的な部分でだが今の仕事にも生かせている。

毎日ストレスを溜めながら仕事をするのが楽しいはずがない。不安は尽きないが異業種に転職するのも検討してみてはいかがでしょうか

思い切って違う仕事をしてみるというのは、非常に勇気がいることだし、失敗したらどうしようとか考えてしまい二の足を踏むことにもなると思う。
特に結婚している場合は、家族の生活が懸かっているので仕事がうまく覚えられなかったらとか、求人票に書いてあることがウソだったらどうしようとか、不安は尽きないと思います。

どうしても安全パイで似たような仕事を探しがちですが、自分の嫌な仕事でお金をもらうよりいいかもしれません。
私の今の仕事は製造業の設計ですが、正直言って嫌々ながら仕事をしている毎日です。

給与は程ほどいいのですが、言いたいことも言えず毎日ストレスを溜めながらする仕事が楽しいはずはありません。
そういう部分ではスタンドの頃の毎日を思い出しながら、どちらがいいのかな?なんて考えたりもします。